ここ2週間で3回目
日を追うごとに気温が下がり北風が入り始めてますね。もう10月も半ば。
そんな10月13日。狙うべき魚を求めてまた行ってきました。
気温16度!北風ビュービュー!冬かて!!
どんよりと低い鈍色の雲。今シーズン一番寒い日に当たってしまった模様。
それでも意気揚々と装備を整える。俺達は釣り人。いつもと違うコンディションにテンションは上がっているのだ!
準備万端。これから一仕事行くかのようなオーラを放った男。どんな仕事も彼なら容易にこなしてくれるだろう。
いる所にはいる。バス探しの基本は変化とレンジ
永遠と続く葦のストレッチ。水深は1m程。強い風と荒れた水面。このコンディションに合った答えを探しながら流していく。
表層なのか。中層なのか。ボトムなのか。横なのか。縦なのか。速いのか。遅いのか。
見えてきたのは大きなマンメイド。見渡す限り、身を寄せるには最良のカバーである。
距離をとって丁寧なアプローチが必要だ。荒れたコンディションでルアーの存在が薄くなってしまう為、最初に選んだのはリップ付きのビッグベイト。
慎重に。何度かアピールするものの反応はない。ここで相方がバズベイトを良いコースでキャスト。
「出たよ!!」竿が魚の重みでシッカリと曲がっている。コレはデカいぞ。
興奮状態でランディングに若干手間取りながらも、キャッチしたのは50cmジャストのグッドコンディション!
いいね。本当に素晴らしい。コレだからバス釣りはやめられない。
こいつは面白くなってきやがったぜ
興奮冷めやらぬまま、自分も素直にバズベイトにチェンジ。ザバザバと荒れる水面をキュルキュルと金属音を奏で、バズベイトが存在感を放っている。
「!!?」 一瞬手元に伝わる違和感と水中で翻る魚体。 ノラない。残念ながらフックアップには至らず。ただ、間違いない。コレだ。
風は弱まることなく吹き続けている。キャストもままならない状況で丁寧にアプローチを繰り返す。何投しただろう。静かに水中に吸い込まれるゴールドのペラ。
竿に重さを感じる。今度はフックアップに成功。「これは捕りたいぞ!」その一心でバタバタとランディング。手に収まったのは2kgに迫るヘルシーなバス。
自分達以外誰もいない。冷え込んだ強風のフィールドでひたすら笑う。日常では味わえない高揚感。
ゴムのヒラヒラにプロペラが付いただけ。こんな不格好なルアーだけど口を使ってくれてありがとう。感謝。
再現力と応用。これだよバスフィッシング
結果は出たぞ。達成感と心地良い疲労感。近くにもう一箇所入れるポイントがある。そう言ってやって来たのは大きな河川につながる水門。
幸いここは風裏。先程とは打って変わって水面は鏡のように穏やかで静まり返っている。水深は浅く薄っすらボトムが見えるほどだ。
岸際をタイトにバズベイトでトレース。シャラシャラキュルキュルジャバジャバ。ペラが出す金属音と水面を叩く飛沫が心地いい。
対岸へロングキャスト。「次はあそこへ投げよう」なんてよそ見をした瞬間、バズの音が消える。強烈な力で抵抗する魚。コレも大きいぞ!
足場が少し高いので足元まで寄せて抜き上げ。またも2kgに届くようなバス。
「今日はこう言う日か。」
その直後、バズで通してきたコースを相方がトーンダウンしてウェイクベイト。
「そのルアー。シーバスは良く釣れるんだよね。」なんて他愛もない話をしてる最中。
「よっしゃ!出たよ!!」
まったく、今日は息つく暇もないのか。チャートリュースのルアーを咥え、水中に見えるバスは大きい。
寝転がってハンドランディング。またもグッドコンディションなバス。
おいおい。どうなってんのよ。
今年一番いい釣りだった
楽しい時間はあっという間。時計の針がおやつの時間を指している。
「もういいでしょ?帰ろっか。」いい歳した男は状況の良い日だからと言って釣果にガツガツしないのだ。
ああ、楽しかった。振り返ってみると一年に一回、あるか無いかのスペシャルな一日になりました。
「コレが毎回だとまたつまんないんだよね。」なんて話をしながら、すっかり忘れていた空腹感を満たす男達。 今日はここまで。また遊びに来よう。