今が最盛期!? シャローレンジを巻いてこれるクランクベイト。プラスチック編

前回のおさらい

前回はウッドボディのハンドメイドクランクベイトを取り上げてみましたね。

マキモノの秋?って結局どう言う事? 先日も弁慶堀さんでハードベイトのイベントを開催させて頂きました。今が1年で一番巻いて釣る頻度が...

ここでざっくりと復習。

ウッドボディのクランクベイトは体積に対する浮力が高く、それを活かした障害物を回避する能力に長けている。
全く同じルアーでも個体差と言う名の個性がある。
ハンドメイドがゆえにボディが左右非対称。長さがまちまち。重さもバラバラ。フックの種類、更にはリップの角度まで違ったりなどのデメリットもある。

こんなところでしょうか?
ウッドにもそれなりのメリット、デメリットがありますね。
そこで今回は同じクランクベイトでもプラスチックボディのクランクベイトを取り上げてみましょう。

ウッドボディと比較したプラスチックならではの強み

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プラスチックボディ最大の特徴はやはり強度でしょう。バルサにありがちなボディの凹みやラインアイ、フックハンガーの抜けなどに対する強度は断然プラスチックに分があります。
更には製造工程の殆どが機械。品質のバラつきも少なく安定的な供給が可能です。
もう一つ。木に出来なくて樹脂に出来る事。それはクリアボディの実現です。どんなに頑張っても木で出来ている以上ボディを透明にすることは不可能。
ジェームス・ヘドンが目指した透ける色「Spook」の強みもここにあります。

個体差が少ないが故の遊びの無さ。浮力の確保

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「コレ!」と設計が決まってしまえば後は大量生産が可能なプラスチックルアーですが、それゆえに設計以上になる事は少ない印象。
また、ボディの体積に対する浮力もやはりバルサに分があります。樹脂を薄くすれば空気を多く確保出来ますが、比例して強度も落ちる。一筋縄ではいかない部分ですね。
浮力が弱い分、浮き上がろうとする力が弱いのでまっすぐ泳ぐようにするチューニング(トゥルーチューン)がシビアな印象もあります。
ただこの浮力の弱さを活かした使い方が樹脂ボディのクランクにはあるんです。

潜行深度と潜行角度

wallup.net

バルサには出来ない。出来なくはないけど向かない仕事。それは潜行深度の確保と深い潜行角度によるトレース。
10mに届くようなディープレンジにアプローチ。大げさですが、そこまで深くはなくてもバルサの浮力がここで邪魔になってきます。
また、キャストの距離が確保出来ない。バルサの浮力だと狙ったカバーにジャストなレンジでアプローチ出来ない。そんな時にも浮力を抑えたプラスチックボディのクランクベイトが力を発揮するシーンだったりします。
その他にも細かなウェイト配置や重心移動機構などなど、樹脂ボディならではのメリットがプラスチックのクランクベイトにはあります。

そもそもABS樹脂ってなによ?

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ABS樹脂(エービーエスじゅし)とはアクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂。CAS番号9003-56-9。ABSは原料の頭文字に由来します
(以上Wikipediaより)
概要的にはこんな感じですが、ざっくり耐衝撃性などなどに優れたプラスチックって考え方で問題ないかと思います。
正直こっちのジャンルには詳しくはないので更に掘り下げた情報はGoogle先生にお尋ね下さいm(_ _)m

今回も!出番の多いプラスチックボディのシャロークランクベイトをご紹介

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大量生産が可能な分、一つの値段もハンドメイドに比べたら安価なプラスチックルアー。
さらには種類もハンドメイドより多く、見た目もかなり似たり寄ったりな物が多いです。
そこで比較的出番の多いシャローレンジでのクランクベイトを抜粋してご紹介。
ウッドとはまた違った観点からルアーを選んでみて下さい。

Bandit Lures Series 100 / バンディットルアーズ シリーズ100

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遅咲きのマイブーム。バンディットのシリーズ100。シャッドのようなこまかなピッチと水押しが特徴的。
色が左右非対称になった「ミステイクシリーズ」など遊び心があるメーカー。
ウェイクベイトのフットルースも人気ですね。お値段も抑えめでシャロー攻略に一役買ってくれるクランクベイトです。

Bomber Square A B05SL / ボーマー スクエアA B05SL

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このジャンルとしては比較的新参者なボーマーのスクエアA。リップの角度を浅くし、潜行角度を深く設定しているので、立木やスタンプなど縦のカバーを攻めやすくなっています。
コンパクトなレングスにファットなボディ設計で浮力を稼ぎ、アクションのキレもGOOD!!
同じくボーマーはモデルA 6Aが有名ですが、こちらはシャローレンジ向き。正統派スクエアビルクランクベイトです。

Cotton Cordell Big-O C78 / コットンコーデル ビッグオー

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最初期オリジナルはウッド製。クランクベイトの原点とも言われているルアー。
今でも初期の物は人気があり、名前の最後のアルファベットの一文字(バルサB、モデルAなど)もビックオーが始まり。
このルアーがあったからこそバグリーバルサBやボーマーモデルAが生まれたと言っても過言ではありません

Rebel Wee R / レーベル ウィーR

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控えめな表情で昔はどの釣具屋さんにも並んでいたレーベルのウィーR。今やカタログ落ちとなってしまいました。。
使ってみての感想はピッチの細かさと巻き抵抗の軽さ。マニュアル感覚で扱えるクランクベイトです。
潜行深度はおおよそ1m。レーベルを代表するシャローレンジクランクベイトです。

Billlewis Lures ECHO 1.75 / ビルルイスルアーズ エコー1.75

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ビルルイスと言えばラトルトラップ。言わずと知れたバイブレーション。
そんなビルルイスルアーズが提案するクランクベイトは、やはりシャラシャラとラトルが強烈なルアーとなりました。
イメージ的には浮くバイブレーション? もちろん対カバー回避能力も優れていて実績ありのクランクベイトです。

Luhr Jensen Speed Trap 1/4 / ルーハージェンセン スピードトラップ 1/4

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名前の通りスピードでもバランスを崩さないのでもちろん、ハイギアリールを使ってのハイスピードリトリーブがお作法。
歴史も長いルアーですが、今でもUSトーナメントの最前線で使用されているクランクベイト
若干クセのある仕様ですが、ココぞの爆発力は圧倒的か!?

Luck E Strike RC2 Series3 / ラッキーストライク RC2 シリーズ3

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ラッキーストライクからリリースされているあのリック・クランのシグネチャークランクベイト。
近年一番多い型のクランクベイトではないでしょうか?
各社細かな違いはあるものの、臆せずカバーを攻められるのもこの価格帯あってこそ。
今、リック・クランのネームが入ったクランクベイトはラッキーストライクシリーズだけ!

Strike King KVD 1.5 / ストライクキング KVD 1.5

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このルアーでのケビン・バンダムの勝利と共に日本でも爆発的なスクエアビルブームが巻きおこり、多くのフォロワーが後を追従。
今現在も世界中で安定したセールスを収めているのはやはりこのKVD1.5。
その実力はケビン本人はもちろん、世界各地のユーザーの釣果が証明しています。
カラーラインナップも豊富で、水質を含めた様々なシーンに対応できるシャロークランクベイト。

Norman Lures Fat Boy / ノーマンルアー ファットボーイ

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インジェクションボディながらバルサBのようなフォルム。
イコール浮力は弱いがキャステビリティに優れ、スローでも最大水深に届く。
万能ではないが「玄人の引き出し」的クランクベイト。
手元に伝わるバイブレーションもバルサを思わせるフィーリングです。

Storm ARASHI Square5 / ストーム アラシ スクエア5

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最後はちょっと変わったクランクベイトを。
ラインアイを可動式にすることで自動軌道修正装置が発動。
超高速リトリーブでも水面に飛び出さない安定した直進スイミングを生み出し、障害物に接触しても元の軌道に戻ろうとする事でタイトなトレースを可能にしています。
要するにラインアイが可変式なんですね。もちろんトゥルーチューンも必要なし。
ウィグルワートで有名なストームが送り込んできた個性的なシャロークランクベイトです。

ウッド? or プラスチック?

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結局のところルアーを選ぶ基準は各自の好みが大きく影響してきます。
例えば色形が可愛かったり。フォローしているプロがオススメしていたり。つぶらな瞳に一目惚れしてしまったり。
たびたび「正解がない」と例えられるルアーフィッシング。ですが裏を返せば「間違いがない」のもルアーフィッシング。
たまには根拠のない情報に乗っかってみるのもいいでしょう。自分が納得のいくルアーで最高の釣りが出来るならそれもよし。
ざっくりと、二回に分けて表面だけご紹介したシャロークランクベイトの記事。

少しでも皆様の楽しい釣りのヒントになっていれば幸いです。

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