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通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃の…みたいな釣り人はきっといません(汗)
始めていきなり最強みたいな釣り人は恐らくいないでしょう。 釣行ごとに経験し、無意識でも意識的でも釣り人としてレベルアップしていくと思います。
その過程でああでもないこうでもないと試行錯誤し、釣行の話を釣具屋でする。 ネットで釣れるルアー、釣れてる場所、調べる行為は間違ってないです。
ただいつまでもそれじゃあ面白くないでしょう! 子供だって最初は補助輪付きの自転車でも、自然と補助なしに乗れるようになりますよね。
その過程で背中を押すべきなのが釣具屋であり、メーカーやスタッフ、テスターと呼ばれる人間の本来やるべき仕事なのかな~って気がしますね。
はい、得意の小言でした(笑)
時代は変わっても変わらないスタンダード
バグリーのシリーズが往年のベーシックとするならWECは現代のベーシックでしょうか。
“スクエアビルバルサクランク”は世の中にそれこそ腐るほど溢れかえってます。
それでも個体によるバラつきも少なく、ウレタンか、エポキシか。 強靭なトップコートでダメージにも強い。
早いペースで繰り返しのアプローチが要求されるカバークランキングに必要なモノを高次元で兼ね備えたクランクベイトがこの『WEC Custom Lures』。
最近ではシマノからまず間違いなくこのWECをベースとしてリリースされたクランクベイトがありますね。
あえてインジェクションで量産する意味はプロデューサーが『やってる事が同じなら重要なのはルアーではない』と理解しているからでしょう。
最近10minutesでテーマに取り上げられている“ロールを伴った明滅のアクション”がこのWECのクランクベイトには隠されていたり。
別にメーカーは隠しているわけじゃないんでしょうが、ソレを意識してカラーを選んでみるのがいいかもしれませんね。
改めてではありますが自分なりの使い分けをサラッとご紹介。
もう皆さん当たり前だとは思いますが、早い話が棚。 魚がいるレンジですね。
レンジの話ですが、魚に合わせてもいいですし、カバーやストラクチャーに合わせるのも同じレンジのお話。
まずは投げたルアーがストレス無く使える事が大前提。 もの凄く釣れそうな気がしても毎キャストボトムに引っ掛かったりゴミを拾ってしまうのは流石にストレス。
テンポよくリズムよく。 投げては巻いての釣りなので、軽やかなアプローチで。 スキップするみたくリズミカルなイメージで。
こんな言い方をしてしまうと元も子もないですが、数撃ってるうちに釣れるみたいな感じですかね。
“ただ投げて巻く”
そのシンプルな動作の中にはレンジとスピード、ルアーフィッシングの基本であり基礎が沢山詰まってます。
どんなスポーツでも基礎がしっかりしていなければ応用もありえない。 サミングがしっかり出来てからのスキッピングであるように、レンジとスピードがしっかり理解してからのルアーセレクトだったりします。
基本に忠実に。 自身の基本スペックを上げるには経験あるのみ! 経験値こそ最高のタックルであり、一番釣れる釣り道具です!
クランクベイトはそんな釣り人の基礎経験値を上げてくれるとてもいいルアー。
巻けば潜り、動き、止めれば浮く。 シンプルだからこそ学べる事が沢山詰まったルアー。
あえて『WECだから釣れる!』とは言いません。 どんなルアーでも釣れます。 これは本当に。
冒頭にも書きましたが『やってる事が同じなら重要なのはルアーではない』
一見小難しい言い回しですが、ちょっと意識してみると今までとは違った角度からのルアーセレクト、無意識に出来上がってしまった窮屈な常識が覆るかもしれませんよ★★