G.Loomis(Gルーミス)製品の表記、品番、スペック、ラインナップを詳しく書いてみました。

バスロッド

G.Loomis(Gルーミス)アメリカの老舗カーボンロッドブランドです。

現在でもアメリカのワシントン州の工場で生産されているmade in USAのロッドになります。

フライロッド、バスロッド、、サーモントラウト、パンフィッシュ、ウォールアイ、ソルトウォーターロッドまでをプロデュースしております。

事実、今現在発売されているの多くのカーボンロッドに影響を与えたブランドと言っても過言ではないでしょう。

そんな歴史のあるルーミスですが日本ではマイナーなブランド。

調べても謎が多いブランドかと思います。

当店はG.Loomis専門店です。

現在は個人的にもオールドのルーミスから最新のモデルまで。

バス、フライ、ソルトまで幅広くG.Loomisのロッドを使用しています。

なので詳しく主観を混ぜながら説明と書いてみようかと。

確かに細分化されすぎてて選びづらいです。

表記も馴染みがなく感覚もつかめない。

そんなGルーミスが気になってる方へのブログです。

ロッド表記はあくまで文字と数字の組み合わせになります。

バスロッドを選ぶのに重要なのは、個人の感覚的な部分だと思います。

プラスでどんな状況で使うか。

どんな感じでルアーを動かしたいか。

身長、体重、腕の長さ、性格、みんなそれぞれなので。

おおよその目安にしていただければと思います。

Contents

まずは気になるGルーミスのラインナップ。

まずはシリーズですね。

今回はバスロッドを主としてのお話です。

実に分かりずらいです。

今までGルーミスはあまりラインナップに変化が無かったのですが。

ここにきてガラリと変わってきました。

これで一旦は安定すると思います。

なぜこうなってるか。

おそらくパーツの問題でしょう。

基本パーツはフジの物を使っているのでガイドとリールシートの問題かと思います。

PEラインの登場によりKガイドが主流になってきたのが主な理由かと思います。

ガイドの廃番問題でこのタイミングでモデルチェンジ。

そんなブランドは多いと思います。

ここは仕方がない事ですね。

今回は残るであろうモデルをご紹介です。

今後はこの4モデルと新製品の1モデルでがシリーズで販売されそうです。

 

ブルーのスレッドが目を引く”NRX

新たにモデルチェンジをしたルーミスのフラッグシップモデル”GLX

こちらも変わりますIMX、今後は”IMX-PRO”ですね。

手ごろな価格のルーミスロッド”E6X

それと、今年の新製品の”Conquest”ですね。

このシリーズが今後は定番として発売されていくと思います。

おそらくクラシックシリーズは無くなっていく方向だと思います。

さー本題です。

ここで悩むかと思います。

じゃー何が違う?

正直ですよ。

まず目が行くのが値段ですね。

価格順ですが

Conquest→NRX→GLX→IMX-Pro→E6Xになります。

この値段の差は何?ってやつです。

よく言われるのがブランクですね。

多少はあるかと思いますが…

値段の差の大きな原因はガイドの種類でしょう。

ステンアルコナイトリングからチタンSIC最新のトルザイトSICまで。

ここの値段の差は間違いなく大きいです。

ガイドですが。

NRX・チタンSICとRECの形状記憶リコイルガイドの組み合わせ。

GLX・チタンSIC

IMX・アルコナイトリング

E6X・アルミナオキサイト(定かではありませんすいません)

Conquest・チタントルザイト

申し訳ないですがIMXとE6Xは自信がありませんが確かです…

ただSICではありません。

余談ですが。

ロッドで高いパーツNo1はメタルパーツです。

装飾系のパーツです。

正直いらないパーツです。

豪華にしたらそれだけプラスになっていくんですね。

シンプルが一番です。

また本題に戻りますが。

価格の違いはガイドの違いでまずはです。

よく弾性率のお話もありますが…

正直、自分にはそこまで気にしません。

大事にしてるのはフィーリングです。

高弾性や低弾性のお話です。

低弾性では釣れないのか。

高弾性が釣れるのか。

そういう訳でもないと思いますし。

基本的に道具なので使いこなすのが一般的な考えだと思いますので。

道具を使って釣るのは自分自身ですからね。

それと値段が高ければいい物という考えも持ち合わせていません。

ただ復元力でしょうか。

真円が楕円になって真円に戻ろうとする力ですね。

こちらは圧倒的にNRXとGLXです。

順にIMX-PROそしてE6Xという感じです。

極論です。

G.Loomis(Gルーミス)らしさですかね。

ルーミスロッドが欲しいって方。

これだよルーミスって感じ。

そんなルーミスらしさを感じていただけるのは、やはり圧倒的に『GLX』になります。

個人的には最初のルーミスを選ぶのであれば断然GLXがおススメです。

ここは触ってもらった方がいいかと思います。

そしてGLXを基準にしていただき更にキンキンしたシャッキリな感じの印象があるのがNRX

GLXを基準にもっさりした感じがIMX-PROになります。

GLXとNRXは価格帯も近くこちらは好みで選んでいただければと思います。

どちらもGルーミスらしさを感じられるロッドです。

IMX-Proに関してですがGLXに比べ真円に戻ろうとする力が無い感じです。

楕円で踏みとどまる感じです。

少しネガティブな印象を受けると思いますが悪いわけではありません。

自分の釣りのスタイルに合わせて好んでIMXを使用している方も多くいます。

最終的には好みにはなってしまうと思いますが。

こちらの3モデルはおススメのモデルになります。

さて他の2モデルになりますが。

自分の正直な意見です。

最終的には好みですので。

お好きな物をお使いいただき楽しんでいただければと思います。

E6Xに関しましてですが。

こちらは何とも言い難い感じになります。

このロッドに関しては蛍光イエローのスレッドが目を引くデザインなのでデザインで選ばれる方が多いですが。

E6Xを選択する理由がデザインなのであればそれでいいです。

E6Xを選ぶ理由がデザインでないのであればGLXを強くおすすめします。

逆に海のロックフィッシュなどで使用する場合はE6Xなどはいいかもしれませんね。

最後にConquest(コンクエスト)最新モデルですね。

こちらもE6X同様になりますがロッドの本質Gルーミスらしさを求める方はGLXをおすすめします。

G.Loomis(Gルーミス)スペック表記の読み方

表記ですが、ルーミスはこんな感じで表記されてます。

例えばですが写真の真ん中のロッドです。

”GLX 803C JWR”

わかりずらいですが詳しく分けると。

GLX-80-3-C-JWR

こんな感じです。

”GLX 803C JWR”を例に説明していきます。

GLXこちらの方は先ほどの事をを参考にしていただければと思います。

そして次の数字”80”

803の”80”の最初の2数字です。

こちらの方は最初の”80”がレングス長さを示します。

日本では馴染みが無いですがインチ表記です。

こちらに関しましてですが興味がある方は暗記です。

覚えちゃった方が早いです。

レングスも主になるのは何パターンしかないので。

78→6.6

80→6.8

84→7.0

85→7.1

89→7.5

他にもございますがこれが主要な長さです。

そして数字の最後の”3”の部分です。

803の”3”はパワーを示します。

2がM、3がMH、4がH、5がXH

アメリカのブランドなんでパワーが日本の製品と比べて強いと思われがちですが、日本の製品とパワーの違いはさほど無いと感じています。

基本的にはパワー表記はこの表記なのですが。

クランクベイトシリーズがちょいと違いまして。

1がML、3がM、5がMH、7がHになります。

わかりやすく、3パワーがバグリ―B1、5パワーがバグリ―B2みたいな感じです。

他にも特殊なロッドがございますので、そちらの方はご確認していただければと思います。

次にGLX803C JWRの803の次の”C”ですね。

こちらはわかりやすく2パターンです。

CとSのみです。

Cがキャスティング

Sがスピニングになります。

ベイトかスピニングかですね。

最後の3文字も種類が多いです。

最後の3文字”JWR”

これも略なんですが。

JWRはジグアンドワームの略の3文字なんですね。

だいたい最初の2文字がキーになります。

最後のRはロッドのRみたいです。

情報ありがとうございます。

ざっと何があるか書いてみますね

まずはキャスティングロッドから。

JWR JIG & WORM(ジグアンドワーム)

MBR MAG BASS(マグバス)

CBR CRANKBAIT(クランクベイト)

CBRDF DEEP-FLEX CRANKBAIT(ディープフレックスクランクベイト)

FPR FLIP/PUNCH(フリップ/パンチ)

TWR TOPWATER(トップウォーター)

JBR JERKBAIT(ジャークベイト)

CRR CAROLINA RIG(キャロライナリグ)

SWBR SWIMBAIT(スイムベイト)

TWFR TOPWATER FROG(トップウォーターフロッグ)

UBR UMBRELLA(アンブレラ)

種類が多いですが、まぁー何となくイメージは湧くと思います。

って言っても、基本はJWR、MBR、CBRで事足ります。

他はつまむ程度でいいかと思います。

別に専用だから使いやすいって訳でもないです。

JWR、MBRはファーストテーパー。

CBRはモデレートテーパー。

スイムベイトやフリップ/パンチはそれ用って感じですかね。

その他のモデルはお好みでって感じです。

それとMBRって何なんだい?

ザックリ言うと何でもロッドです。

JWRより少し曲がる位置がバット側になります。

テーパーを少し手前に持ってきたことで汎用性を高めたロッドですかね。

っても、クランクはクランクロッドが良いかと思います。

一応ですがスピニングも。

JWR JIG & WORM(ジグアンドワーム)

DSR DROPSHOT(ドロップショット)

SYR SHAKYHEAD(シェイキーヘッド)

SJR SPIN JIG(スピンジグ)

こんな感じになります。

こちらも少しづつテーパーが違います。

注意点になります。

基本的にアメリカのバスロッドだという事を前提としてください。

エリアの広いアメリカのバス釣りとエリアの狭い日本のバス釣りでは少し考え方が違います。

それに加えてボートと岸では感覚も違います。

日本のライトリグ、ベイトフィネス、おかっぱりの釣りなどは基本的に特殊な釣り方だと認識してください。

ルーミスのロッド選びの参考にしてください。

長くなりましたが表記のご説明でした。

ロッドには上の写真の様に大まかなスペックは書いてあります。

レングス、パワー、テーパー、ルアーウエイト、ライン。

ルアーウエイトとラインはきちんと守らなくても大丈夫です。

あくまで目安としてください。

ロッドを選ぶときはレングス、パワー、テーパー。

これが選ぶ基準になってくるとかと思います。

レングスは分かりやすいと思います。

こちらはお好きな長さを選んでいただければと思います。

パワーもそのままの感じのものが多いかと感じています。

素直にM、MH、Hと選んでいただければと思います。

最後にテーパーですが。

基本的にファーストテーパーの物が多いです。

ただモデルにより若干の違いがでてきます。

ただ主力は間違いなくJWR,MBR,CBRになってくると思います。

順に大まかにエクストラファースト、ファースト、モデレートファーストな感じとなります。

ご自身の釣り方、使用ルアーなどを考慮して選んでいただければと思います。

G.Loomis(Gルーミス)最初の1本におススメな番手

最初の購入に悩む方が多いと思います。

バーサタイルなロッドが欲しい。

そんな方が多いと思います。

バーサタイル万能なオールラウンダーなイメージで響きはカッコいいですが。

逆を言うとスペシャリストではありません。

必ず妥協が必要になります。

釣りをやっていて相反する事が多いのを感じると思います。

何でも使いやすいロッドは無いです。

自分で妥協して何でも使いやすいバランスやテクニックを磨いてください。

こんな感じを前提に最初の1本におススメなGルーミスをご紹介です。

GLX 803C JWR

6.8フィートレングス

3パワー(ミディアムヘビーパワー)

エキストラファーストテーパー

よくあるスペックではないでしょうか。

誰しもが1本は持っていそうなスペックです。

まず最初にとの事ならばこちらはおススメです。

テキサスリグ、ラバージグ、チャターベイト、スピナーベイト、トップウォーター、シャッドテール系のワームの泳がせなど。

オールシーズンで主力になる事は間違いないでしょう。

GLX 853C JWR

7.1フィートレングス

3パワー(ミディアムヘビー)

エキストラファーストテーパー

803とのレングス違いです。

カバー打ち主力のロッドでしたらこちらもおすすめのロッドです。

バス釣りなのでカバーを狙う事は多いかと思います。

釣りをする距離、カバーから魚を剥がせるレングスとパワー。

琵琶湖のパワフルなバスたちにも対応できるロッドです。

GLX 844C MBR

7.0フィートレングス

4パワー(ヘビー)

ファーストテーパー

1本で何でもやりたいとの方にはおススメな1本。

リールの進化した現在ではリールの力で軽量なルアーまで投げられる事が可能ですので1本選ぶのであれば強めのロッドの選択肢が大きくなったと思います。

2oz程度の大き目なルアーからテキサス、ラバージグとスイミング系とバランスさえ組んでしまえば何でも卒なくこなしてくれると思います。

IMX-Pro 783C CBR

こちらはクランクロッドでおススメな番手となります。

G.Loomisといえば783です。

6.6フィートレングス

3パワー(ミディアム)

モデレートファーストテーパー

カーボンクランキングロッドの名作になります。

クランクロッドの素材をカーボンにすることによりロッドのレングスも伸ばせ効率よく広範囲のエリアを釣る事が可能に、スポットの釣りでは差別化が難しいですが本来のエリアを釣るクランクベイトの釣り方をされる方にはおススメです。

もちろんピンスポットの釣りにおいてもキャストーコントロールがしやすいテーパーデザインとなっておりますのでキャストはしやすいと思います。

ルアーサイズ的にはバグリ―B1、バンディット200、ボーマーモデル6Aなどのルアー感が使いやすいロッドになります。

G.Loomis(Gルーミス)バスロッドまとめ

結論やはり世界のロッドメーカーです。

これは使えば使うほどに理解できるかと思います。

世界の魚と出会ってきているのは事実です。

魚を釣る為の道具。

不意な大物にもしっかり対応でき。

とてもにシンプル。

そして基本は昔から変わらない。

道具として素晴らしい。

何より信用して使い込むことができる。

出逢わなければ良かったと後悔する方も多いでしょう。

最後にデメリットをひとつだけ。

入荷が安定しない。

こちらは私どもも日々改善を試みております。

こちらだけは唯一のデメリットです。

色々と書いてきましたが。

何かわからない事がございましたらお気軽にお店の方までご連絡いただければと思います。

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