中古リールの罠 『08ステラSW10000XG オーバーホール』

リールオーバーホール

リールの分解コツコツと毎日作業しています。

そして今回は大好きなリール08ステラSWです。

リールもいろんな意見があるかと思います。

あれがイイこれがいい。

 

「リールなんて何でもいいんです」

 

ただ

 

「どーでもいいわけじゃないんです」

Contents

さてステラ分解です。

中古でご購入のステラ。

長く大事に使いたいとの事で、まずは全てをクリアに。

パッと見は綺麗で回転良好な感じ。

すぐに終わるか??

いや。

自分が甘かった…

 

まずはローターを外していきます。

ローターナット部のベアリングが死亡。

よくある事です。

 

さーてロータークラッチです。

きたー。

メガネでナットを緩めた時から嫌な予感がしてました…

これが中古リールの罠。

おそらくこのリールは水没したのではと予測…

そりゃ回転が良ければ中古に出しちゃうよね。

この08もまだ価値が下がらないし。

ボディー内部が心配に…

ボディーカバーを外したら一面に緑と白。

そしてこのネジが開かない。

そうです、ドリルマンが現れました。

このネジは舐めやすいので開ける時は気を付けてください。

 

オープンするとあの匂い…

どうやらオイルインジェクション部から大量に吹かれたのかな?

 

そしてピニオンギアが抜けない…

ベアリングカラーの固着です。

 

なんだかんだでフル分解のここまでの作業で2~3時間。

パーツを壊さないように大変でした。

バシバシパーツ交換しちゃえば楽なんですけどね。

交換は最小限を心がけてます。

クリーニング。

ここからパーツを綺麗にしていきます。

グリスの塊を溶剤と歯ブラシでゴシゴシ。

ボディーは中性洗剤と歯ブラシでゴシゴシ。

ラインローラー、ベールアーム、スプールドラグ、ハンドルノブ。

自分の作業でできる事はなるべく全力で。

磨く。

磨く。

 

確かに見えない部分です。

でも、綺麗な方が気持ちがいいじゃないですか。

最後の組み立て。

ボディーはライトデューティーと綿棒でオイルをうっすら浸す。

ネジ部の凹凸も次回のご依頼で自分が開けやすいように(笑)

自分のできる範囲でいろいろな場所のクリアランス調整も。

その為に何度か組んでは閉めてをの作業です。

ちなみにこのシムの作業。

最終的には純正の金属がいいですね。

ステンだと金属が固い気がする?

これも趣味の世界ですね。

完了!

 

XGで楽々ジギングを楽しんでもらいたいと思います。

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