こんにちは、竹入です。
大変ありがたいことに、実店舗閉店後もオーバーホールのご依頼は多数いただいている状況となります。
移転というか？移動というか…。
諸々作業が立て込んでいた時期もあり、通常よりもお時間を頂戴してしまう場面もございましたが。
もう少しで通常の納期に戻れるかと思います。
とりあえず、現在作業中の固着外しが完了しましたら告知します！
さてさて、今回は21ツインパワーswのご依頼をいただきましたので、ブログにしていこうかと思います。
皆さんよく使われている番手ではないでしょうか。
ご依頼の件数も年々増加しているので、かなりのアングラーが所持されてるんだなという印象です。
巻いてあるラインから察するにキャスティングでの使用かなとは思います。
初見のイメージは若干のシャリ感とギアのノイズを確認。
まあシャリ感はBB交換にて対応可能かなとの予想。
ただ、ノイズはちょっとあやしいかな…ともあれ分解していきましょ！
とりあえずハンドルノブからスタート。
いやー固着していてじゃりじゃり、よく見られる症状ですね。
しかも綺麗にこの固着を外すにはちょっとした技術が必要になります。
無理に外すと欠けちゃうんですよね…。
ハンドルノブは悪くなりやすいので仕方ない部分ではあるものの、純正からカスタムパーツに変更する際は必ずグリスの塗布は忘れずに！
よくわからないって方はいつでもご相談ください。
こちらはBB交換を行いました。
じゃんじゃん分解していきますよ～。
ローター周辺は問題なさそうですね。
15ツインパワーだとラインローラーがすぐに悪くなっていたのですが、21swは改善されていますね。
ハンドルノブの同じような構造にしてくれればいいのですが。
本体に入る前にボディガード。
こちらもよく固着する部分になりますね。
ツインパワーは簡単に取り外しができるので、定期的に確認してみるのもありですよ！
本体をご開帳。
使用感はありますが、それよりも気になることが。
摺動子が傷ついちゃってますね。
ステラでもツインパワーでも見かけるこの症状…右巻きのアングラーによく見られるんですよね。
ノイズ感の原因は摺動子に干渉したドライブギアのダメージでしょう。
どうにかならないものかと…いつも思ってますが。根本的な改善は今後のシマノに期待しましょう！
シャリ感の原因はピニオンギアを支持するベアリングでした。
その他はまだまだ使用に問題なく、組み上げに入ります。
メインのギア類にはノイズ感を消すためにBORED シグマ。
ウォームシャフトには純正品を使用し、BBにはBORED シータまたはネメアを使用しております。
使用するケミカルは好みの部分もあるので、いろいろ試して自分好みのセッティングを探してみてください。
ノイズ感はギアのダメージによるものなので改善には至らないものの、シグマによって多少緩和されているようです。
これ以上悪くなるようであれば交換をお勧めします！
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