今日は最後の難関ソルティガに着手。
あまりダイワさんのリールは開けたくないんです。
なぜなら、中途半端で作業が終わるから…
原因はここかも?
そんな断定しかできないんです。
パーツを交換したくても重要なパーツの取り寄せ不可!
これじゃ自分も作業として納得いかないので。
良くなりませんでした!
それで作業代金を頂くのはちょっと嫌。
なので基本的にはお断りしているのですが。
でも、どうしてもと頼まれたら断れず…
直らなくてもいい。
壊してもいいから。
やはり不調の原因を知りたい!
それが持ち主の想い。
夢を抱いて購入した大切な道具の1つ。
魚を釣る為に自分のリールの現状を把握することも大事かもしれませんね。
さて、いってみよー♪
Contents
4台のリールの症状。
手前の2台はハンドルが回らない。
奥の2台はゴリ感。
工業製品なので原因は必ずあります。
もちろん新品ではないし、使用しているリールです。
おそらく釣り過ぎが原因でしょう(笑)
物は壊れる物なので。
しょうがないですね。
いつでも新品の巻き心地は無理ですね。
まずはハンドルが回らない、巻きが重すぎる症状の2台。
ハンドルが重すぎて筋トレ状態のキャタリナとソルティガですね。
この症状の原因は想像がつきます。
ローター外して。
ハンドルを回す。
当たり前ですが重いね。
マグシールド外すと…
軽い!
原因はマグシールドを外す以前ですね。
このままの状態だとセンターが出てないので重いんですが。
こいつはマグオイルがない?
ってかオイルが固形になってる感じ?
何だろうな?
とりあえず原因はここでしょう。
詳しい事はわかんないけど。
お客様からのご依頼はハンドルが回ればOKとの事なので。
さよならマグシールド。
個人的な意見では、特に海水で使用の方は、釣行回数にもよりますが月に2回ぐらいの釣行でリールを空けるのは半年に1度ぐらいがいいかと思います。
それならマグシールドいらないでしょ!
せっかくなので全バラ。
綺麗にして組み込んでいきます。
そして嫌な物を発見。
擦り傷ですね。
もうダメなんです自分。
気になるんです。
どこかしらが干渉しているのでしょう。
傷は嘘をつきません。
ピニオンギアの回転ですれるのはわかるのですが…
こんなに?
っても自分にはどうしようもできません。
原因を突き止める事しかね。
でも、使っているリールなので仕方がないでしょう。
大きな魚をかけたのかな?
綺麗にしたので、組み立て。
巻きが軽い。
見違えました。
防水機能のマグシールドはなくなりましたが。
ハンドルが回らないよりはマシでしょう。
いい状態でリールを長く使いたい方、リールを酷使する方は防水性能より最低半年に1度の頻度でOHを強くおすすめします。
次はソルティガですね。
こちらのリールも同じ症状ですね。
ゴム系は溶けちゃいますね。
やはり原因はここですね。
こちらもマグシールド除去。
なんてことだ!
ベアリングが抜けない…
やっと抜けました。
錆ではなさそうですね。
マグオイルかな?
固まっちゃうと厄介なのかな?
錆とわかりずらい。
でも、防水性能をうたっているリールなので。
おそらくマグオイルが垂れての事でしょう。
そしてソルティガさんも。
メインシャフトに傷…
組み立てしたいところですが…
ネジを壊してしまいました。
申し訳ないです。
ボディーのネジが1本足りない状態でローターまで取り付けて。
こちらも回転良好ですね。
とりあえず、ご希望の回転具合にはなったと思いますが。
次に気になる点も目立ってきてしまいました。
ゴリっと感です。
ハンドルが回らなければゴリ感も感じないわけです。
1つ原因が解消されると次に感じちゃう箇所があるのは事実。
ちなみにラインローラーは回らなかったのでゴムパッキン排除しました。
こちらも回転良好ですかね。
自分にできる事はここまでです。
ゴリ感は残ります。
すいませんが、破損したネジの到着まで少しお待ちください。
ネジをダメにして凹む自分…
まだまだだな自分も。
ゴリ感のソルティガ2台。
こちらは回転良好ですが。
ハンドル回転時にゴリ感です。
おそらく、ゴリ感の解消まではいかないと思います。
原因を追究していきましょう。
さすがです。
マグシールドさん。
特に腐食もなく中は綺麗な状態ですね。
こちらのベアリングが抜けない。
ネジ山の部分までは動くのですが。
可能性的には、軸の変形かベアリングの変形。
無理に抜いて壊すと嫌なのでこのままです。
メインギアはパーツ供給不可なパーツなので。
おそらくですが、ハンドルの締めすぎによる。
潰されて軸の先端の変形でしょう?
ってもこちらはリールをバラさないと、このトラブルになりません。
そしてこの子も…
擦り傷らしき跡。
ちなみに裏面は綺麗。
じゃあ何に擦れてるのよ?ってやつです。
今のところ断言はできないので、ご想像にお任せします(笑)
メインシャフトの傷はゴリ感の可能性の一つです。
もしかしたら、ここが原因ではないかもしれないし。
一つ一つ可能性を潰していくことが原因の解明になります。
おそらく原因はちょっとしたことだと思います。
解決した時のスッキリ感がリールは楽しいです♪
購入できるパーツ頼んでみて、交換してダメだった時は。
パーツ供給が不可なパーツの可能性を疑うしかないです。
現状は、この状態を依頼者の方にお知らせして、見てもらって納得してもらうしかないですね。